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博士の愛した数式 軽い感想 [本]

博士の愛した数式

博士の愛した数式

  • 作者: 小川 洋子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11/26
  • メディア: 文庫


最近流行っているようなので読んでみました。久しぶりにグッときました。
数学のことはフェルマーとか、オイラーさんの云々はまあ知っていたけど、
素数がどの桁までにいくつあるかなんて知らないし、覚えないしね。

ちなみに僕の好きな数式は
L=<F*F>
かな?
ぎりぎり?テキストで書ける簡単な方程式。


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続・"さおだけ屋" [本]

前回、山田真哉著「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」で新機能を使って
みただけなので今回は書評を。(そんなに偉いものでもないが)

やはり本題、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」について気になる人も
多いと思うので、ネタバレありでいきます!!

サブタイトル「身近な疑問からはじめる会計学」にあるように会計学の
超入門書でした。"雰囲気だけつかんでください"ってことなんでしょう。
中身はこの本のタイトル「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の他、
「ベッドタウンに高級フランス料理店の謎」等、著者の周りにある
「一般的に見てありえない(経営できそうにない)お店」を題材に
おそらく小難しいであろう会計学の基本的な概念を説明してくれてます。

内容を見ると、

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さおだけ屋 [本]

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

  • 作者: 山田 真哉
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2005/02/16
  • メディア: 新書


新しい機能は早めに使ってみよう!ということでまだ読んでもいないのに記事を作成してみました。

家の周りにも「た~けや~さおだけ~」なんてたまに聞こえるし、確かにあんなの(失礼!)がよくいつまでも続いているな、思ってつい衝動買いしてしまった。
会計学の本とは知らずに...。

まだ読んでない本も積みあがっているので感想はいずれ書きます。


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アリアドネの糸 [本]

宮部みゆき著「R.P.G.」を読んだその感想。
・・・内容はちょっと書けない。書くと多分にネタバレになるから。
でも後半にちょっとだけ書きます。
刑事さんのはなし、とだけ。推理小説。
犯人自体は最後まで明かされないけど、古畑とかコロンボ的な
予め主人公は犯人がわかっていて如何にして犯人の化けの皮を
剥がしていくかって感じ・・・かな?

読みやすいけど、ちょっと不満。

で、本題。
作中で事件が解決していく過程を「アリアドネの糸」と例えているけど、
すぐにわかる人、そんなに多いのかな?と思ってみる。

ギリシア神話の話で迷宮に閉じ込められている怪物ミノタウロスを倒す
ため、アテネの王子テセウスがこの迷宮に入って行く、という話。
迷宮の最深部にミノタウロスがいて、やっつけても複雑怪奇な迷宮を戻る
ことは難しい。そこで、テセウスが彼に惚れたミノス王の娘アリアドネが
授けた策、糸の片側を迷宮の入口に括り付けておいて、帰りはその糸を
辿って戻ってくる、

という内容。
ちょっと前にこの話を読んでいたからすぐに分かったのだけれど、
僕がこの話について知っていたのは、怪物ミノタウロスとこいつを
閉じ込めているダイダロス作の複雑怪奇な迷宮、という程度。

この後、アリアドネ、テセウス、ダイダロスの話がそれぞれ続くよう
だけど、それは割愛。

自分の無知を棚に上げていうけれど、なにかに例えるなら
もっと沢山の人が知っている話で例えないといけないのではないの?
と思った。

ここからネタバレ注意
始めにも書いたけど、だいたい主人公の刑事さん(の先輩)が犯人に
目星を付けて、取調室の中での様子を描いている。
ころされた男が生前ネット上だけでの疑似家族(妻、息子、娘)がいて、
オフ会で実際会ったりしたのだけれども、このネット上の人間関係の
もつれが殺人の動機として中盤以降扱われていく。

ただ、このあたりも実は布石で非常に巧妙に仕組まれていて、
終盤にどんでん返しがあって、「なるほど」と関心もした。

初版が2001年で多分そういう事件が実際社会でも問題になり始めた
時期だと思うのだけれど、インターネットが悪者みたいに描かれて
いてなんか不快な感じを受けた。考えすぎなのだけれど。

僕はどうも宮部みゆきさん等の様なメジャーな人達の作品とか、
大勢を占める意見なんかを素直に認めたくないような性格をして
いるのでわざと粗捜しをしているようではあるが。


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"卵"と"梯子"とあとがき [本]

村山由佳著「天使の梯子」と「天使の卵」を読んだ、その感想。なぜまとめて書くのかというと「梯子」は「卵」の続編で、「梯子」を読む前に本棚の奥深くから引っ張り出して復習したから。

「天使の卵」は予備校生の主人公が電車で見かけた年上の女性に惹かれ、恋に落ちていく、という話。これという大事件もなくたんたんと物語りは進んでいく。”普通”の恋愛を描いている、といった感じ。

「天使の梯子」は「卵」から10年後の物語。”「卵」の主人公の元彼女の彼氏”が主人公。うーん、長い...主人公同士の関係を説明するだけなのに。内容は彼女と「卵」の主人公の関係に「梯子」の主人公が嫉妬している、という話。

そういえば、村山女史の小説の主人公は複雑な、あるいは不幸な家庭環境の影響で立派な精神的に自立している少年が多いように思う。この二つの作品もそうだし、「おいコー」もそうだし。
彼女には書きやすいのでしょうね、そういう人物が。

僕は普段は文庫を買い込んで電車で読むのだけど、今回はファンであるという理由から文庫化を待たずにハードカバーを購入。ほんとにハードカバーを買っていないので知らないのだけど、あとがき、ないんですね。電車の中で読んでいながら感動とかどうだと言えないのだけど、その類のラストの後に無粋な解説を読む気にはなれない。あっても読まなければいいのだけど、手持ち無沙汰な電車ではついすぐに読んでしまう。シェークスピアの4大悲劇くらい壮絶なラストでなければ大抵興を削がれる感じである(シェークスピアは3日くらいヘコんだ)。そういう意味ではあとがきがないのは良いことかも知れない。

えらそうなことを書いたけど、他人の請売りで、僕もそう思うのでちょいと書いてみた。


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帯に騙される [本]

夏くらいに購入していたんだけど、浅倉卓弥著「四日間の奇跡」の文庫(ハードカバーで出ているのかは知らないけど)を読み終えた、その感想。

とある事故で指を失ったピアニストとその事故で彼が救った脳に障害を負った少女が公演先の施設で起こる出来事に巻き込まれて...とかいうような内容。

第1回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作らしいけど、飽きることなく読めて登場人物の心の葛藤が伝わってきて非常に楽しめた作品でした。

ただ、この文庫の帯に
"魂の救いのファンタジー「電車の中で涙が止まりませんでした」「この本に出会えて救われました」...感動の声続々!"
と書いてあって、普段本を読む場所は電車の中なんだけど、涙腺の弱い僕は「ああ、涙が出るような話なのか。では家でこっそり読まないと周りから変な人に思われるに違いない」と考えたわけです。
でも、泣かなかった。僕は強い子だったようです!誉めてください、皆さん!

「涙が止まらない」のような感動の嵐!的な評価をするような作品は期待が大きいのか、そういう風に持っていくのが前もって判ってしまっているからなのか意外と感動が薄い物が多いように思える。あまり宣伝をしすぎるのも良し悪しなんでしょうね。
一方で人と少し感性が異なる変な人間ではないのかと不安になってみたりもする。


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